ひろしまこども夢財団★papamama smile club

「卒乳・断乳について」

■日時 平成23年4月19日(火)
■出演 子育て支援サークル おっぱい応援団 猫田 久美子 さん
■ DJ 徳永 真紀さん

【徳永DJ】

「子育て応援団おっぱいサークル」は,どういったサークルですか?

 

【猫田さん】

 「母親同士,励ましあって楽しい母乳育児」を基本に,母乳育児やお産などについて,知恵や情報を交換し合っているサークルです。メンバーは現在35名いるんですが,授乳中の方だけではなく,おっぱいを卒業された方など,さまざまな立場の方が集まって活動をしています。主な活動としては,月1回例会があって,南区の青崎公民館と安佐南区の祇園公民館で活動しています。

 

【徳永DJ】

 猫田さんご自身もママさんなんですよね。

 

【猫田さん】

 はい,そうです。5歳と,3歳の男の子がいます。

 

【徳永DJ】

 わ~。にぎやかでしょう。

 今日のテーマは「卒乳・断乳について」ということなんですが,“卒乳”“断乳”とは,どういったことなんでしょうか。

 

【猫田さん】

 どちらも,成長のステップとしておっぱいやミルクから「さよなら」をすることなんですが,一般的に“卒乳”は「子どもから自然に離れるまで待つ」,“断乳”は「ママの方からタイミングをみて終わりにする」というイメージだと思います。ただ,最近はどちらも“卒乳”で統一しようという考え方もありますので,“卒乳”をどちらの意味合いで使っているかは,分かりにくいところではあります。私達は,どちらの場合も成長のステップなので「おっぱいからの卒業おめでとう」という気持ちを込めて“おっぱいさよなら”と呼んでいます。

 

【徳永DJ】

かわいらしい!そちらのほうが楽しいですね。この“おっぱいさよなら”のタイミングは,人それぞれだと思うんですが,だいたいどれくらいなんですか?

 

【猫田さん】

 だいたい1歳前後で悩み始める方が多いようです。ただ,2歳以上でも母乳育児を続けている方もいらっしゃいますし,親子それぞれのタイミングがとても大事なのでは?と思っています。だいたい成長の状態としては,しっかり一人で歩けることが一つの目安だと思うのですが,お子さんの成長や,お母さん自身の体調や気持ちがありますから,そういったことを感じながら,母乳育児を続けているとだんだん「さよならしてもいいかな」という時期が自然と来ます。

 

【徳永DJ】

 そうなんですかー!不思議ですね,その親と子のタイミングって。

 どういった理由で,卒乳や断乳を始めるママさんが多いんですか?

 

【猫田さん】

職場復帰の予定があったりとか,夜中に何回も起きるのが辛くなってきたとか,子どもの成長をみて,もうそろそろこの子には必要ないのではないかと思ったり,色々あるんですが,私自身はどんな理由でもいいと思うんです。ただ,やめたら楽になるんじゃないかとすごく期待する方もいらっしゃるんですが,自分の経験からいうと,やめたからすぐに朝までぐっすり寝るかと言ったら,そうではないです。

 

【徳永DJ】

 そんなにすぐには楽にならない,ゆっくりゆっくりといった感じですか?

 

【猫田さん】

 そうですね。成長のひとつの段階ですので,やめたらガラっと変わるわけではないです。だんだんと変わっていきます。

 

【徳永DJ】

 その子ども次第ということもあるでしょうね。実際,卒乳や断乳に関して,サークルではどのような悩みが聞かれますか・

 

【猫田さん】

 さよならする時期については,悩みが多いです。「周りの方にそろそろやめたら?と言われたけど,やめた方がいいのか」という

悩みもあります。

 

【徳永DJ】

 人に言われると,心配ですよね。

 

【猫田さん】

 そうですね。あと,最近では本やインターネットで情報がすごくたくさん手に入る時代なので,だからこそ実際に卒乳や断乳を経験された方に会って,お話を聞いて,自分とこの子はどうしたいのかを考えることがすごく大事だと思います。

 

【徳永DJ】

では,「おっぱい応援団」はうってつけのサークルですね!猫田さんご自身のときはどうだったんですか?

 

【猫田さん】

 私は,長男も次男もたまたま同じ1歳4ヶ月で断乳だったんです。長男のときは,「子どもが自然と離れるまで飲ませてあげられるといいな」と漠然と思ってたので,当時指導を受けていた助産師さんから,断乳の話が出たときすごく戸惑いました。それがきっかけで「おっぱい応援団」のサークルの例会に参加したとき,先輩ママさんから「迷ってるときは時期じゃないよ,やめようと思う時期は来るよ」と言われたんです。

 

【徳永DJ】

 さすが,先輩!!

 

【猫田さん】

 そのときは「嘘でしょー!」って思ったんですけど,やっぱりその後1,2ヶ月たったら「もうやめよう」と自然と思えて,断乳しました。親子共に,いいタイミングでさよならできたと思います。

 

【徳永DJ】

 やっぱりこれって自分で調べるだけの見聞きの情報だけではないですねー。

 

【猫田さん】

 授乳ってやっぱり体を使っているので,さよならのタイミングにはお母さん自身の体調もあると思うんですよ。

 

【徳永DJ】

 聞いてみて本当によかったですね。猫田さんが卒乳・断乳のときに気をつけたことはありますか?

 

【猫田さん】

 子どもに黙ってやめないということが一番大切なのかなと思っています。小さい子にも説明をしたら,ちゃんと分かるんです。

 

【徳永DJ】

なんて説明されたんですか?

 

【猫田さん】

 カレンダーを見せて,「おっぱいこの日にやめようね」って説明しました。

 

【徳永DJ】

 「いやいや」しなかったんですか?

 

【猫田さん】

 「いやいや」しながらやめるんですよ。中には物分りのいい子もいて,親のほうが寂しくなるくらいあっさりする子がいるんですけど,だいたいは泣きながらやめていくと思います。だからお母さんの「やめる」という気持ちが固まってないと,やめにくいと思います。

 

【徳永DJ】

 やはり,お母さんがしっかり気持ちを固めて,お子さんに説明すると伝わるということですね。

 

【猫田さん】

 そうですね。

 

【徳永DJ】

 断乳するときは,お母さんのおっぱいのケアは大切ですか?

 

【猫田さん】

 やめる直前まで,どれくらい授乳していたかによって違うと思うのですが,やめたあと,あまりにもおっぱいが張ってきたときは,ちょっと絞ったほうがいいと思います。ただ,あんまり絞ると,新しいおっぱいがつくられてしまうので,絞る場合は少しだけがいいです。

 

【徳永DJ】

 これは,いろいろ聞いてみたほうがよさそうですね。加減が難しそうですね。

 

【猫田さん】

 断乳に限らず,おっぱいのケアについては,開業助産師さんが相談にのってくださるので,相談されたらいいと思います。

 

【徳永DJ】

 プロの方の手も借りながら,行なった方がいいですね。

 

【猫田さん】        

 自分だけで悩んでいると分からないことがあると思うので,先輩ママや,助産師さんやいろいろな方に相談しながらされるといいと思います。

 

【徳永DJ】

 先輩ママさんに出会うためにも,こういったサークルに参加されるのもいいですよね。猫田さんの場合は,どのようにして「おっぱい応援団」見つけたんですか?

 

【猫田さん】   

 私自身が,“卒乳”か“断乳”かすごく迷ったときに,知り合いから聞いて行ってみました。

 

【徳永DJ】

 やっぱり同世代のお子さんがいるママさんたちのネットワークをどんどん使うといいですね。

 

【猫田さん】        

 そうですね。ただ同世代だと,みんな迷っているので・・・。

 

【徳永DJ】

 そうか!先輩ですね。では,先輩ママさんとして,番組をお聴きのパパさんママさんにメッセージをお願いします。

 

【猫田さん】        

 授乳中は,おっぱいが切れたり,夜中に何度も起きて寝不足になったり,みんな結構しんどい思いをしているものです。そこを一人で頑張るのはツライと思うので,だからこそ「しんどいよね」と言い合える仲間を見つけてほしいと思います。同じように悩んでいたり,少し先行く仲間の話を聞くことで,気持ちが楽になることもあると思います。「おっぱい応援団」の例会は,そんな育児の仲間に会えますので,どうぞお気軽にいらしてください。

みなさんが,おっぱいをあげているこのときを親子で存分に楽しんで,やがて来るおっぱい卒業のときを迎えられるよう,私達も応援しています!