アンパンマンの作者であるやなせたかし(1919-2013)は、前向きな性格と優しい人柄で知られており、そこから生み出される表現は、現在でも多くの人たちを魅了しています。なかでも、やなせの重要な仕事であり、アンパンマンが初めて連載された雑誌『詩とメルヘン』(サンリオ)は、詩文とイラストレーションの雑誌で、1973年に創刊されました。アンパンマンのみならず、やなせの手がけた表紙やカット・文章は、読者に夢と希望を与え、また、やなせのもとに集った新たな作家たちを紹介する場でもありました。
筆の里工房が開館25周年を迎える2019年は、やなせの生誕100周年にあたります。本展では、未だ色あせない夢と希望にあふれたやなせたかしの思想とその表現世界をひろく紹介します。