「児童虐待の相談対応件数は増加傾向!」 児童虐待とは?
親または親に代わる養育者が、子供の心や身体を傷つけ、子供の健やかな発育や発達に悪い影響を与えることを「児童虐待」といいます。
「児童虐待の防止等に関する法律」では、「何人も、児童に対し、虐待をしてはならない」と、児童に対する虐待行為の禁止が明記されています。
「面前DV」による心理的虐待が増えています
児童虐待は主に以下の4つに分類することができます。
「身体的虐待」「心理的虐待」
「性的虐待」「ネグレクト」
また、子供に直接危害が及んでいないケースでも、虐待の場合があります。子供に直接的に暴力を振るったり、どなったりしていなくても、子供の前で暴力や否定的な発言をくり返すことは、「面前DV」といい、心理的虐待の1つとして分類されています。今、面前DV相談の件数が増えています。
体罰等を受けると
脳に悪影響!?
子供時代に体罰や言葉の暴力を受けた人は、脳に様々な変化が生じていることが報告されています。
親から体罰を受けていた子供は、全く受けていない子供に比べ、「落ち着いて話を聞けない」「約束を守れない」「感情をうまく表せない」という行動問題のリスクが高まると指摘する研究もあります。
親は「愛の鞭」のつもりだったとしても、子供には目に見えない 大きなダメージを与えているかも知れないのです。